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Google の nofollow の取り扱い変更に伴う、ページランクスカルプティング (PageRank Sculpting) 戦略の変更
Tuesday, 16 June 2009 13:16

Google が nofollow の扱い方を変更したことによって、ページランクスカルプティング (PageRank Sculpting) の方法も変わりました。

nofollow の変更について、グーグルのマットカッツ (Matt Cutts) 氏が明確に説明してくれたことに伴い、SEOmoz の randfish 氏は今後の PageRank 戦略の変更についてアドバイスをしています。

ちなみに、グーグルは実は1年ほど前からすでにこの変更を行っていたそうです。

先に要点をまとめると、つぎのようになります。

nofollow 属性設定時のページランクの流れの変更

以前の nofollow の扱い方

以前は10点のページランクを持つページから、10個のリンク (out link) がある場合、それぞれのリンクに対して、10(点)/10(リンク) = 1 (点/リンク) を渡していました。(注意: 実際は decay factor などを考慮して、厳密にそうなるわけではありませんが、ここでは簡略化のために decay factor などは考えないことにします)

このとき、5 個のリンクに rel="nofollow" が設定されていた場合、5 個のリンクが無かったこととみなして、それぞれのリンクに 10 (点) / (10-5) (リンク) = 2 (点/リンク) を渡していました。

このように、次のページへ渡せる点数 (point) が操作・変更できることから、nofollow 属性によって PageRank スカルプティング (ページランクの操作) を実施されてきました。

新しい nofollow の扱い方

グーグルはおよそ1年前から rel="nofollow" 設定時の点数の計算方法を変えていたそうです。

新しい方法では、上記の問題設定でいえば、5 個のリンクに 1 点を渡し、nofollow を指定されたリンクには点数を渡さないことになります。

つまり、古い方法では nofollow によって、点数 (リンクジュース) があげられることがあったわけですが、新しい方法では点数を上げることはできなくなっています。

nofollow に対するグーグルの推奨方法

グーグルが新しく nofollow 設定時のリンクジュースの計算方法を変更したことに伴い、グーグルのマットカッツ (Matt Cutts) 氏およびグーグルのヘルプでは次のようにすることを推奨しています。

  • PageRank スカルプティングは推奨しない

    すなわち意図的に PageRank を制御するのではなく、自然に PageRank が流れるようにして、nofollow によって PageRank を変更するのは二の次、三の次の施策とする。

  • 次の場合にのみ nofollow を設定するべき
    1. 信頼できないコンテンツへのリンク

      もともと信頼できないコンテンツへは、そもそもリンクするべきではないのですがブログのコメント等、信用できない人からの書き込みによってリンクが設定される場合があります。このようなときは、nofollow を設定します。

    2. 購入したリンク (Paid Links)

      純粋な投票としてのリンクではなく、お金をもらってリンクを設定した場合はそれに nofollow を設定するべき

    3. 検索エンジンにインデックスされることが全く無価値であるページへのリンク

      例えばショッピングカートの中身(人によってそれぞれ異なる)などへのリンクには nofollow を設定する意味がある。

以上がグーグルの推奨です。あくまで PageRank は自然に流すということです。

新しい PageRank スカルプティング方法

さて、上記のグーグルの変更を受けて、われわれはどうしたらよいでしょうか。

グーグル、マットカッツ氏は PageRank は自然に流せ、と推奨していますが、われわれにとっては、nofollow をつけても、リンクジュースが薄まるだけの新しい方法はやや不安が残ります。

SEOmoz の randfish 氏は、今後は次のような方法で PageRank スカルプティングを実施すると良いだろうと述べています。

  1. ifarame によってリンクする
  2. JavaScript によってリダイレクトする
  3. Flash や Java によるリンク
  4. ログインしていないユーザーからのリンクを無効にする

2 については、同じページ内のスクリプトによる JavaScript のリダイレクトはリンクジュースを渡すことが知られているようなので、スクリプトを分けるなどの「工夫」(?)が必要かもしれませんね。

それにしても、1年も前からアルゴリズムが変更されていたにもかかわらずバレないわけですから、難しいものですね。

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